江東区の下町、砂町地区(東砂・南砂・新砂・北砂)の動物病院です。 |
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横隔膜は、胸腔と腹腔の間にある筋肉性の膜で、胸腔に向かってドーム状に突出しています。横隔膜は呼吸を行ううえで重要な役割を果たしています。胸腔への横隔膜の突出部分が腹側に引かれると呼気の起こり、弛緩すると呼気が起こります。そのため、この膜が破裂して弛緩したままになると空気を吸引することが困難となります。
横隔膜ヘルニアとは、先天的または後天的な原因で横隔膜の一部が欠損したり破裂し、陰圧となった胸腔内へ肝臓や胃、腸管などの腹腔臓器が侵入することをいいます。先天性の横隔膜ヘルニアには、横隔膜に単純な欠損孔がみられる場合と、心嚢と横隔膜の欠損孔が開通して心嚢内に腹腔臓器が進入する心膜横隔膜ヘルニアがあります。
症状の程度は、胸腔内に進入した臓器の量と相関関係にあり、進入した臓器の量が多いほど肺は圧迫され、呼吸障害が悪化します。
心膜横隔膜ヘルニアでは、心臓の拡張障害によって循環器障害がみられます。これによって、呼吸が速くなったり、チアノーゼや開口呼吸などの症状が現れます。
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